イケアがネットショップを開始!?しかも現在8店舗を14店舗まで増やす予定!?

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IKEA

イケア・ジャパンのピーター・リストCEOが経済誌「週刊ダイヤモンド」の取材に対し、”Eコマース(電子商取引)などのオンラインサービスを16年までに開始する予定””現在、日本には8店舗ありますが、20年までに14店舗に増やすつもり”と答えました(出典:ダイヤモンド・オンライン)。

 

イケア・ジャパンの戦略の要旨

  • 2020年に世界売上を13年比で倍増させる=500億ユーロ(約6兆5000億円)の売上到達を目指す
  • そのために日本市場でも売上の倍増を目指す
  • 出店を加速し、現在の8店舗を20年までに14店舗体制にする
  • 都市型の中小型店舗も検討
  • 地方の消費者のためにも16年までにEコマース(電子商取引)などのオンラインサービスを開始

 

 現在のイケア店舗と出店可能性

  • 仙台(宮城県仙台市)
  • 船橋(千葉県船橋市)
  • 新三郷(埼玉県三郷市)
  • 港北(神奈川県横浜市)
  • 立川(東京都立川市)
  • 鶴浜(大阪府大阪市)
  • 神戸(兵庫県神戸市)
  • 福岡新宮(福岡県糟屋郡)

イケアの現在の8店舗を東から順番に並べると上記のようになります。ここからあと6店舗増やすとなると、まず名古屋市周辺は必須で、市場規模で言えば2店舗くらいできてもおかしくはないはずです。

ちなみに顧客層が似ていると思われるコストコの出店状況は下図の通り。

コストコ出店状況(2015年3月現在)出店:コストコ

コストコの場合は関西圏4店舗に対して首都圏は11店舗。約3倍となっています。イケアの場合は関西2店舗に対して首都圏4店舗ですから、もう2~3店舗を首都圏に作ってもまったく問題ないでしょう。ちなみに主観ですが、イケアにしろコストコにしろ関西圏は飽和状態で、もう作る必要はないと思います。所詮は日本最大の地方都市ですから(苦笑)

 

ネットショップの現状と可能性

現在はイケア商品の再販業者が倍ほどの価格を付けてネットショップで販売をしていますが、イケアが本格的にネットショップを始めたらそれらは淘汰されていくでしょう。

それはともかく、現在イケアの店頭で商品を購入した場合は佐川急便グループのSGムービングが配送をしていますが(小型荷物は佐川急便)、イケアが本格的にネットショップを開始した場合に配送クオリティなどはどうなるんだろうかというのが個人的にはもっとも大きな関心事です。佐川急便自体の配送クオリティは以前に比べると良くなったとは思いますが、イケア自体が現状、ちゃんと在庫管理できていないし、商品のクレームも多いですから、そういった「イケア品質」を理解していない一般消費者がネットショップでイケアの商品を購入した場合にトラブルが続出するだろうなと思います。今ままでも店頭で購入した商品についてちゃんとクレーム対応してくれたことが一度もないですからねー・・・。

あとはオペレーションの問題。いくらイケアが倉庫みたいなお店だと言っても、ネットショップで売れた商品を店舗の陳列やピックアップエリアからコワーカーが商品を集めてくるとなると店舗内が慌ただしくなります。かといって別にネットショップ用の大規模物流センターを設けるとも思えず・・・。意外と紆余曲折がありそうです。

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